社員に聞く

当社はとにかく働きやすい！入社以来ずっと抱いてきた実感です。

私が入社を決めたのは、学生時代に専攻していたアナログ回路の仕事ができるから、ということもありますが、何よりも決め手となったのはOG訪問の際に感じた会社の雰囲気です。会社に足を踏み入れたときの社内に流れる空気、そしてOGの方と採用担当の方の楽しそうな会話…「私もこの輪の中に入りたい」とそのとき強く思いました。就活の際には実際に会社を訪問することをぜひお勧めします。

女性の割合が少ない職場ではありますが、男性社員も育児経験のある方がとても多く、仕事以外のことでも気軽に相談に乗っていただけます。私は子どもが３人います。産休・育休も３度取得しています。お休みに入る前も復帰する際も不安はありましたが、その都度皆さんにフォローしていただきました。自分は「この業務量ならできる」と思っても、あえてセーブした業務量に調整してくださり、私が頑張りすぎて空回りしないようにと配慮してくださることも多々ありました。時短勤務制度を利用せずとも無理なく仕事ができる、そんな恵まれている環境に日々感謝しながら楽しく仕事をしています。

学生時代からアナログ回路を専攻し、入社後は希望していた部署に配属されました。半導体のアナログ回路は規模が小さいものが多く、レイアウトのチェックから製品の評価まで、幅広く携わることができる業務で、そこに魅力を感じ「やりたい」と思っていたので、自分の得意分野を活かすことができました。製品としては、車載用のオーディオパワーアンプの設計から評価までを経験しました。

3年を経たところで、今後はメモリ開発を担当することとなりました。ここからは、ロジック検証を担当することとなり、アナログと同じ半導体設計に関わる業務ですが、ある意味、異分野へ挑戦です。アナログ回路では自分の手と目で正しく動作するかどうかの判断ができ、直感的にわかりやすかったのですが、デジタルの世界では大規模な機能を実現するために、これまでと考え方が全く異なり、最初は戸惑うことばかりでした。ただ、そんなときも、上司や先輩が丁寧に指導してくださいました。皆さんに支えてもらいながら、今では「仕事をしているぞ」という実感が持てるまで成長できたと感じています。

ロジック検証では、多くの方々と連携しながら進める必要があります。メールや実際の会話から、そのワードが自分に関係するのかしないのか、関係しなくてもそれが何を意味するのか、といったことを常にアンテナを高くしてキャッチできるように心掛けています。そうすることでいろいろなバリエーションを考えたり、これまでなかったケースが想定できたり、技術者としてのステップアップにつながると確信しています。

技術向上のために勉強をすることはとても大事ですが、経験から身につくことも非常に多く貴重なものだと思っています。私はアナログ回路一辺倒でやってきたため、ロジック検証へのシフトの際には、ある意味とても苦労しました。その経験から、学生の皆さんにはなるべく幅広い分野に挑戦することをお勧めします。視野が狭くならないように、可能な限りいろいろ経験し、そのすべてを持って社会に飛び込むことで、どんな仕事を与えられても対応できる準備ができるでしょう。経験は、とても大きな武器になると思います。

当社の制度で最近気になっているものに、選択型福祉制度「Teatime]があります。年間でポイントが付与され、それを金額に換算して利用できるというものです。自己啓発や物品購入などに使えるほか、保育所や塾にかかる費用の補助としても利用できます。

休日は子どもと過ごすことがほとんどです。公園に行ったりお買い物に行ったり、子ども3人が剣道を習っていますのでその付き添いをしたりと、あっという間に休日が終わります(笑)。年休も取得しやすい環境ですので、子どものタイミング、自分のタイミングでお休みし、仕事を忘れてよいリフレッシュができるよう、自分なりに工夫をしています。