東芝情報システム株式会社

モデルベース開発移行ソリューション 「移行手順」

お客様のレガシーな開発環境からモデルベース開発への移行手順についてご紹介します。

  1. レガシープログラム分析
  2. 要求仕様書作成
  3. モデル作成
  4. 検証データ作成
  5. 検証

移行手順の流れ

1.レガシープログラム分析

モデルベース開発の利点を十分に活用するためには、要求仕様を定義することが重要な作業となります。
レガシー開発(従来の開発プロセス)からモデルベース開発に移行する際、レガシーコードに暗黙的に埋まってしまっている要求を分析/抽出することが重要なポイントとなります。

2.要求仕様書作成

要求が抽出できれば、要求を分析し仕様に落とし込みます。

3.モデル作成

要求仕様書を基に、モデルを作成します。
この工程はレガシー開発の設計工程とそれほど大きな違いはありません。
レガシー開発の場合は、設計工程でシミレーションできるまで具現化できません。
そのため、要求仕様の定義の段階では曖昧さが残ります。また、要求同士の矛盾に気が付かないケースや明確な対応を定義しないケースが残ることがあります。
しかし、モデルベース開発では、シミュレーション可能な状態にすることで、これらの問題をその場で解決することができます。そのため、曖昧さの払拭、要求仕様とモデルの一致性の確保が容易になります。

4.検証データ作成

要求仕様から検証用データを作成します。この時、要求分析時に検討したユースケースやシーケンス、状態遷移を基に検証データを作ります。
同じように、ユースケースやシーケンス、状態遷移を基にアサーションモデルを作成します。

5.検証

作成したモデルに対して検証データを用いて、要求通りにできているかの検証を行います。
さらに、同じ検証データ利用して、レガシープログラムを実行します。
モデルで実施したシミュレーション結果とレガシープログラムの結果の比較・検討を行います。
実行結果は、タイミングチャートとして見ることも可能です。また、カバレッジの計測を行うことも可能です。
さらに、アサーションモデルを活用すれば抜け漏れのない検証、テストケースの拡充/自動化・省力化が実現でき、想定外の課題の発見にもつながります。

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