東芝情報システム株式会社

漏液検知アルゴリズム  LiquidseekerTM

従来の漏液検知の課題

現在、工場や倉庫といった施設内の漏液監視(漏水監視)には、漏水検知テープが多く採用されています。しかし、テープの剥がれや断線がたびたび発生するため、定期的な貼り換え・補修等のメンテナンス負荷や作業時の安全性確保が課題となっていました。また、液体が直接テープに接触しないと漏水を検知できず、漏水箇所が離れている場合には早期発見が難しいといった制約もありました。

非接触で水、油のほか、さまざまな液体の漏れを検知

Liquidseeker(リキッドシーカー)は、SWIR(短波長赤外)の波長帯を利用し、非接触での液体検知を実現するアルゴリズム(ソフトウェアIP)です。 本IPを適用条件を満たしたToFカメラに組込むことにより液体の漏れやにじみ、水分を含んだ粒子を検知がすることが可能になります。

SWIRとは?

SWIR(スワイア:短波長赤外)とは、一般的に0.9μm(=900nm)から2.5μm(=2,500nm)の波長帯をいいます。

漏液検知の原理

Liquidseekerは、特定の波長光で水が光を吸収する原理を利用し検知を行っています。
本IPと適用条件を満たしたToFカメラを組合わせることにより非接触で広い面積を検知できることから、従来の課題解決に加えて、点検作業の効率化にも寄与します。

本IPの特長と期待できる効果

非接触で漏液を検知

水や薬液、油など、本来あってはいけない液体の存在を非接触で高精度に検出できます。

異常の早期発見

漏れた液体の量がわずか数滴でも検出できるため、異常の早期発見につながります。

メンテナンスコストの低減

漏水検知テープ特有の断線や剥がれがなく、メンテナンスコストの低減が期待できます。

導入の効果が期待できる分野

本IPを組み込んだToFカメラであれば、半導体製造装置や検査装置、倉庫、工場設備、プラント施設、研究施設、通信基地局、医療施設、データセンターといった幅広い分野、施設等に向けて、「漏水検知システム」を提供することが可能になります。本IPは、製造現場やプラント施設の安定稼働を支援し、漏水検知業務のDX化を通じて、安全で効率的な生産環境の実現に貢献します。

漏液検知アルゴリズム Liquidseekerの販売開始時期

漏液検知アルゴリズム Liquidseekerの販売開始時期は、2026年8月以降を予定しています。
Liquidseekerの詳細につきましては、当社担当までお問い合わせください。

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