ランタイムエラー診断サービス
組込みソフトウェア開発向けソリューション
当社独自の解析技術により、コードレビューや静的解析ツールでは発見しづらいランタイムエラーを高精度で検出します。
特長
プログラム実行時のメモリ状態をシミュレーションするなど、当社独自の解析技術を適用することにより、ソースコードレビューや一般的な静的解析ツールでは発見することが困難な、さまざまな種類のランタイムエラーを、非常に高い精度で検出することができます。

サービスの概要
お預かりしたソースコードとビルド環境の情報をもとに、当社開発の解析ツールを実行して、検出したランタイムエラーを報告します。また、当社専門チームによる分析のご依頼を頂いた場合、解決策の提案をまとめた分析レポートを提供します。

- 対象言語
- C言語 (コンパイル・リンクエラー修正済みのソースコードをご用意ください)
- 実施タイミング
- 単体~結合検査工程(ソースコードをFIXした段階での診断を推奨します)
基本診断
当社ツールで検出したランタイムエラーをリストにまとめてご提供します。
- 期間
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2日~
- 診断レポート内容
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警告リスト
詳細診断
当社ツールで検出したランタイムエラーと当社専門チームによる分析結果のレポートをご提供します。
- 期間
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2週間~
- 診断レポート内容
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警告リスト
分析レポート
カスタム診断
お客様のご要望に合わせた診断を実施します。
- 【診断例】
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- LSB変換ミスのチェック
- 車載分野で実施されている演算チェック
- 解決策の提案や改修の支援など
- 期間
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2週間~
- 診断レポート内容
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お客様のご要望の様式に対応
ランタイムエラーの検出例
以下の1行は、符号なし8ビットの変数(値域 0~255)に即値 1,000 を代入しているソースコードの事例です。
文法上は全く問題ありませんが、値の切り捨てが発生して代入先の変数が不正な値になるため、ランタイムエラーの原因になります。
unsigned char cMax = (unsigned char) 1000;
文法の誤りがないため、コンパイラや静的解析ツールでは、この問題箇所を検出することはできませんが、当社サービスでは、ランタイムエラーの原因として検出することができます。