東芝情報システム株式会社

介護

R4Navi - 「全老健版ケアマネジメント方式 R4 システム」 介護老人保健施設向けシステム

R4Navi「全老健版ケアマネジメント方式 R4 システム」 介護老人保健施設向けシステム 「ICF ステージング」・「R4 システム」とは

「R4Navi®」のベースとなる「ICF」・「ICF ステージング」・「R4 システム」について解説します。

目次

「ICF」とは?

ICF (International Classification of Functioning, Disability and Health: 国際生活機能分類)は、健康状態・心身機能・障害の状態を示す医療基準です。2001年5月22日に WHO (World Health Organization: 世界保健機関) が世界保健総会(World Health Assembly)において、加盟国に勧告しました[1]

ICFは人の健康状態を系統的に分類するモデルです。 人・環境の相互作用を基本的な枠組みとしています。 ICFの目的は、健康状態・心身機能・障害の状態を相互影響関係・独立項目として分類し、当事者の視点で生活を包括的・中立的に記述することです。

[1] 国際障害分類(1980年採択、International Classification of Impairments, Disabilities and Handicaps:ICIDH)の改訂版として採択。

関連リンク

International Classification of Functioning, Disability and Health (ICF): [WHO]

「国際生活機能分類-国際障害分類改訂版-」(日本語版)の厚生労働省ホームページ掲載について[厚生労働省]

「ICF ステージング」・「R4 システム」とは?

ICF と R4 システムの関係 - 「全老健版ケアマネジメント方式 R4 システム」 介護老人保健施設向けシステムICF と R4 システムの関係

ICF ステージングは、ICFをもとに、公益社団法人全国老人保健施設協会 (以下、全老健) が作成したアセスメント手法です。

ICF評価項目は1,500項目近くに及ぶため、介護老人保健施設の現場でICFを採用することは、非常に困難でした。 このため、全老健はICFを現場で使えるよう、アセスメント手法ICF ステージングを開発しました。

関連リンク:

ICFステージングマニュアル (旧・ICFレベルアセスメントマニュアル)を改訂[公益社団法人 全国老人保健施設協会]

さらに、全老健においてICF ステージングを用いて考えられたのが、全老健版ケアマネジメント方式 R4 システム (以下、R4 システム) です。 R4 システムは、介護老人保健施設でのチーム介護を効率よく実践できる仕組みです。 多職種協働から一歩進んで、多職種平等の概念のもと、チームワークを支援することを目的としています。

関連リンク:

全老健版ケアマネジメント方式R4システム[公益社団法人 全国老人保健施設協会]

東芝情報システム株式会社は、このR4 システムに対応した介護老人保健施設業務支援パッケージとしてR4Naviを開発しました。 R4Navi公益社団法人全国老人保健施設協会 認証取得 第一号として認定されています。

ICF ステージングR4 システムは、以下の要件を満たすように作成されています。

「ICF ステージング」・「R4 システム」が満たす要件

  1. 連携性 (正確性)
  2. 変化への敏感度
  3. 項目が最小
  4. 国際基準
  5. リスク情報

全国の介護老人保健施設にR4 システムの導入が進んでいます。 現在、R4 システムを全面的に導入した介護老人保健施設は、在宅復帰率とベッド回転率が高いという調査結果[2]が出ています。

では、なぜR4 システムの導入により、在宅復帰率とベッド回転率が改善するのでしょうか? これは、以下の3つの理由によります。

[2] 「介護老人保健施設における新ケアマネジメント方式(R4方式)の在宅復帰率・回転率への影響に関する調査研究事業報告書」, 平成25年3月,[公益社団法人全国老人保健施設協会](PDF/6.18MB)

なぜ「R4 システム」を導入すると在宅復帰率・ベッド回転率が改善するのか

  1. 入所の目的が明確になる
  2. リハビリテーションの目的と効果が明確になる
  3. 多職種の連携がうまくいくようになる

参考ページ:

R4Navi 導入事例 - 「全老健版ケアマネジメント方式 R4 システム」 介護老人保健施設向けシステム

入所の目的が明確になる・リハビリテーションの目的と効果が明確になる - 「ICF ステージング」の評価の考え方

「R4 システム」を導入すると、なぜ、「入所の目的が明確になる」・「リハビリテーションの目的と効果が明確になる」のでしょうか。 これは、 「R4 システム」が採用しているアセスメント手法「ICF ステージング」の考え方によります。

アセスメント手法の基礎になるものは評価指標です。 これまで日本で作成された評価指標は、現在の地域包括ケアに適合してないため、現場での利用が困難でした。

これまで日本で作成された評価指標の現場利用が困難である理由

  1. 利用者の「できない」ことを評価している
  2. 認知症の方の評価ができない
  3. 利用者の変化を捉えることができない
  4. 項目数が多い - 例: 包括的自立支援プログラム 100項目

どうして「できない」ことを評価してはいけないのでしょうか?

これは ADL 評価を全介助・部分介助・見守り・自立と評価するところに問題があります。

利用者のできないことを評価すると、アセスメントの結果、できないことを穴埋めしようとすることになります。 つまり、「穴埋め型のサービス」となってしまいます。

また、これは、介護の程度を段階的に測定するために利用しているため、利用者の状態そのものの評価ではないと言えます。

その結果、環境や介護者に依存することとなり、ケア量が不必要に増えることになります。

一方、「ICF ステージング」では、機能レベルの低下は身体機能に空いた穴とみなしています。 これに対して、介護サービスは穴を埋める (補う) 粘土の様なものと考えらています。

「ICF ステージング」の考え方 - 「全老健版ケアマネジメント方式 R4 システム」 介護老人保健施設向けシステム「ICF ステージング」の考え方

このため、「ICF ステージング」を使用する「R4 システム」のケアプランの考え方は、従来からの問題点に焦点をあてる「できないことを手当てしていく」ことから、目標に焦点を当てる発想「できることを引き出していく」へとシフトしています。

つまり、「こんな暮らしを送るためにこうしていきましょう」と言う考え方になるため、「入所の目的が明確になる」・「リハビリテーションの目的と効果が明確になる」わけです。

多職種の連携がうまくいくようになる - 「R4 システム」における仕組み

また、「R4 システム」を導入することで、多職種の連携がうまくいくようになります。これは、「R4 システム」では、多職種連携の仕組みが大きく異なるためです。

多職種連携の仕組み - 「全老健版ケアマネジメント方式 R4 システム」 介護老人保健施設向けシステム多職種連携の仕組み

従来の介護老人保健施設における多職種連携の仕組みは、医師を頂点とした「ピラミッド型」、つまり、「オーダー型」・「命令型」でした。 これは、急性期医療モデルによる医療保険型です。

一方、「R4 システム」における多職種連携の仕組みは、利用者を中心に職員が対等に関与する「ドーナッツ型」、つまり、「カンファレンス型」となっています。 これは、生活期モデルによる介護保険型です。

「R4 システム」は、「ICF ステージング」を用いた、介護老人保健施設でのチーム介護を効率よく実践できる仕組みとして作成されています。「R4 システム」を利用することで、入所前面談 (インテーク) からケアプランの策定、実施、評価までを「ドーナッツ型」の多職種協働で、支援することができます。

↑ページトップへ

ご質問・資料請求・見積もりなどお気軽にお問い合わせください。

電話番号044-246-8639 受付時間:9:00~17:30
但し、土曜・日曜・祝日および当社休業日を除く