東芝情報システム株式会社

ITベンダーから見たRPAの成功導入の秘訣(全3回)
第1回:RPAの導入が進んでいる理由

近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が話題となり、さまざまな業界で取り組みが進んでいます。DXとはいったい何でしょうか?

DXは、2004年にウメオ大学(スウェーデン)のエリック・ストルターマン教授によって提唱された概念で、経済産業省が2018年12月にまとめた「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」では、

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

と定義されています。

この定義の中の「業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革」に素早く貢献する仕組みのひとつがRPAではないかと考えます。

RPAは、「デジタルレイバー」とも呼ばれるパソコンの中のロボットが、人間が行っていた業務をあらかじめ決められたルールに従って忠実に実行するツールになります。
判断を必要としない定型作業や単純作業はロボットに業務を代行させる、特定の人にしかできない属人化している作業をルール化してロボットに代行させることで、人間はより創造的な業務に時間を割くことができます。

業務におけるさまざまな課題

また、RPAはロボットですので、24時間365日、働くことができますし、決められたルール以外のことはできませんので、人間では起こりうる単純ミスも防げます。
まさに「業務やプロセス」を変革して、企業文化や風土を変革できる可能性を秘めていると考えられます。

RPAに向いている業務はコチラ

テレワーク推進にも有効なRPA

働き方改革に加え、昨今のコロナ禍により、テレワークが進んでいます。この「テレワーク」にもRPAは大きく貢献できる可能性を秘めています。

テレワークでは、"会社" と言う場所に行くことなく、自宅などの "会社" 以外の場所で "会社" にいる時と同じ業務、業務量をこなすことが必要になります。

しかし、通信回線の問題で業務が思うように進まないことやセキュリティが甘くなることでサイバー攻撃のリスクが高まるなど、多くの課題を含んでいるのも事実です。
会社であれば、個人情報や決算情報などの重要な情報もセキュリティに守られているので容易にアクセスできていたのに、テレワークでは資料を持ち出せない、情報にアクセスできないことで業務が滞る、そのために出社するような場面も多く見られます。

先に書いたように、RPAは会社のパソコンにロボットを置いて、社員の業務の一部をロボットに代行させることができます。
ロボットは会社のパソコンにいますので、通信回線やセキュリティは社員が会社にいる時と同じ環境になります。

社員が行う業務の一部をRPAにすることにより、従来の安全な環境が整う会社にいるロボットが業務をこなし、自宅にいる社員はロボットの業務結果を受け取って確認することも可能になります。RPAが『デジタルレイバー』と呼ばれる所以かも知れません。
昔、マトリックスと言う映画がありましたが、マトリックスの世界を実現しているようです。

テレワーク推進にも有効なRPA

第1回では、RPAの導入が進んでいる理由について、お話ししました。
次回は、RPAを適用する業務には向き・不向きがあること、RPAの導入で陥りやすいポイントをお話ししたいと思います。

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