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事例紹介Healthcare solution

R4Navi Case Study Geriatric Facility [NOUMIDAI PARTORIA]

モチベーション向上と全体的スキルの底上げに貢献。

R4Navi Case Study  Geriatric Facility [NOUMIDAI PARTORIA]

高層マンションをはじめとした新興住宅地と緑豊かな自然が共存する、横浜市金沢区にある介護老人保健施設「能見台パートリア」。 2010年に公益社団法人全国老人保健施設協会(以下、全老健)より、「全老健版ケアマネジメント方式 R4 システム(以下、R4 システム)」が示されたのを機に、R4 システムを同施設の新たなアセスメント方針として採用することを決定。

課題

利用しているアセスメント方式は、アセスメント項目に対して『自立』『見守り』『一部介助』『全介助』として評価するもので、利用者の状態の変化を追いにくく、対象者のイメージが分かりにくい。

解決

R4 システムを導入することで、ICF ステージングによる評価により、利用者の状態が分かりやすく、多職種間の情報の共有ができる。アセスメントの各段階に深く関われるようになったことで、職員のモチベーション向上とともにスキルの底上げにも貢献。

モチベーション向上と全体的スキルの底上げに大きく貢献するR4Navi

導入の背景

いち早く導入を決めた新たなアセスメント方式「R4システム」

高層マンションをはじめとした新興住宅地と緑豊かな自然が共存する、横浜市金沢区にある介護老人保健施設「能見台パートリア」。 2000年9月に医療法人社団孝和会によって開設され、現在は認知専門棟を含めて150床の規模を誇っている。 また、居宅介護支援事業所及びパートリア診療所を併設しており、近隣に住む高齢者に対する医療・介護の一端を担う中核施設として多くの人に親しまれている。

同施設では、包括的自立支援プログラムの施設改訂版のアセスメント方式を用いていたが、2010年に公益社団法人全国老人保健施設協会(以下、全老健)より、「全老健版ケアマネジメント方式 R4 システム(以下、R4 システム)」が示されたのを機に、R4 システムを同施設の新たなアセスメント方針として採用することを決定した。

R4 システム採用の経緯について施設長 石黒 直樹氏は「以前利用していたアセスメント方式は、アセスメント項目に対して『自立』『見守り』『一部介助』『全介助』として評価するもので、利用者の状態の変化を追いにくく、対象者のイメージが分かりにくかったが、R4 システムでは、ICF ステージングによる評価により、利用者の状態が分かりやすく、多職種間の情報の共有ができるため、新たなアセスメント方式への期待が高いこともあり、いち早く導入を決めました」と当時を振り返る。

介護老人保健施設「能見台パートリア」施設長 石黒 直樹氏

そこで R4 システムを実業務に展開するために、同施設では全老健版の「R4 電子化シート」を2011年4月に導入し、新規入所相談者のインテークより利用を開始した。 全面的な導入のために、施設長と施設ケアマネージャを中心に「ICF」や「R4」についての社内研修を開催し、外部研修に積極的に職員を参加させ、職員の意識を高めた。 同年11月、入所している全利用者を対象として R4 システムを本格導入した。

R4 電子化シートの課題

システム連携がなく手入力ばかり、多くの時間と手間が発生

実際に R4 電子化シートを導入した効果について、ケアマネージャの野尻 尚子氏は「各職種のアセスメント内容が明確になり、ご家族に提示しやすくなったことが評価できる点です。 また、他職種のアセスメント内容を事前に把握しながら、継続検討会議や判定会議に臨むことができるようになりました」と評価する。 「しかし、請求システムとの連携が行われていないこともあり、2つのシステムに基本情報の入力が必要で手間がかかり、入力ミスなどのリスクもありました」と語る。

介護老人保健施設「能見台パートリア」 ケアマネージャ 野尻 尚子氏

「R4 電子化シート」の問題点とは?

  • 要介護度や年齢など情報の更新が自動で行われず、手動で行う必要があった
  • R4 電子化シートと請求システムとの連携が行われておらず、二重入力が発生していた
  • 手作業でシステムに入力せざるを得ないため、入力ミスが懸念されていた

採用時のポイント

全老健認定の高い信頼性と実績のある「R4Navi」を大きく評価

そこで、R4 システムに対応した新たなシステムを検討するため、情報収集を行ったところ、東芝情報システムが提供する介護老人保健施設業務支援パッケージ「R4Navi」が同施設の目に留まることになる。 「1. 全老健の認証第一号であること、 2. 全老健版の R4 電子化シートの情報が移行できること、 3. 東芝ブランドの信頼性があること」 を総務課長の佐々木 隆行氏は評価した。 実際には他の製品も候補に挙がったものの未完成のものが多く、デモを確認することも出来ない状況だったという。 また、「R4Navi」だけでなく、介護報酬管理、施設管理、栄養ケアマネジメントなど様々な機能を持つ総合介護支援システム「i-MEDIC2」に期待した面も大きい。 (佐々木氏)

その他、 i-MEDIC サーバーを利用した施設共通サーバーの立上げやセキュリティについての提案も評価され、同施設の施設管理及びケアマネジメントシステムとして「R4Navi (総合介護支援版: i-MEDIC2)」が採用されることになる。

介護老人保健施設「能見台パートリア」 総務課長 佐々木 隆行氏

R4 システム 機能比較表

導入の効果

使い勝手の良さと質の向上に「R4Navi」が大きく貢献

2013年11月より i-MEDIC2 システムの運用を開始、約70名の職員が R4Navi を利用しており、入所者ひとりひとりの状況を的確に把握できるようになっている。 導入に際しては、帳票類のカスタマイズを実施し、現場運用に沿った仕組みづくりを行っている。

実際の利用については、入所希望者の申し込みが行われた段階で相談員が R4Navi に基本情報を入力。 その後面談を行い、インテーク情報を入力することで、各職種に入所者の情報が共有されるようになる。 また、入所1か月後には各職種により情報が事前に入力され、その情報を基にカンファレンスが行われる。3か月ごとに行われる継続検討会議やサービス担当者会議も同様に事前に各担当者のモニタリングの情報が入力され、その情報を基に検討し、ケアプランの再評価・再作成が行われる。

介護老人保健施設「能見台パートリア」 支援相談員 岩佐 美紀氏

実際の使い勝手について、支援相談員の岩佐 美紀氏は「平均介護度や平均年齢などフロアごとの集計情報が手軽に出力できるようになり便利」「将来的なベッドの空き情報を迅速に把握できるようになり、居宅ケアマネージャからの問い合わせに対して、すぐに情報提供が可能になっている」と評価する。施設ケアマネージャの野尻氏は「総合計画書の作成段階で各シートを確認しながらプランが作成できるので便利」「専門職のコメントも容易に確認できるため使いやすい」と評価する。また、介護主任の桜井 厚子氏は「以前は一枚の紙にそれぞれの担当者がアセスメント内容を手書きで記入していたので、情報の共有に手間が掛っていましたが、システム上で情報が共有できるため、他職種のアセスメントを事前に確認することができるため便利」「介護だけではなく栄養やリハビリ関連情報など、インテーク段階から最終目的に至る様々な情報が共有可能になり、介護ケア計画などが立案しやすくなりました。

介護老人保健施設「能見台パートリア」 介護主任 桜井 厚子氏

アセスメントの各段階に深く関われるようになったことで、職員のモチベーション向上とともにスキルの底上げにも貢献している」と評価する。 看護介護部長の入江 陽子氏は「入力内容が各職種間で共有でき、いつでも入力可能なので、フロアにおいて入所者に接する時間が以前より確保できていると感じています」「情報の可視化が進んだことで、関わっている専門職全員の意識あわせがしやすくなり、アセスメント内容に対する指導がしやすくなりました」と評価する。

サポート面では「遠隔操作によるサポートがあり、同じ画面を確認しながらサポートしていただけるので安心感がある」と佐々木氏は評価する。

介護老人保健施設「能見台パートリア」 看護介護部長 入江 陽子氏

将来展望

入所者の状況を日々把握することでケアプランの精度を高める

今後について、施設ケアマネージャの野尻氏は「R4Navi の Do チェックシートの活用を検討しています。 ケアプランの実施状況を毎日確認できることで、ケアプランが適切かどうかの判断が迅速に行えます。 また、いつでも誰でも確認できるチェックシートになることで、ケアの統一に繋がります。」と期待している。

総務課長の佐々木氏は、「現在は R4 と請求業務を主に利用していますが、今後は i-MEDIC2 の強みである総合支援システムの活用を進めていきたいと考えています。 相談記録、薬剤情報を含む医療情報、看護介護記録、リハビリ、栄養情報などの利用者情報をシステム上で共有し活用できれば、更なるサービスの向上や業務改善に繋がると考えます。 そのためにも、現場でデータ入力がしやすい iPad などのモバイル端末の導入やオプションのリハビリシステムや栄養管理システムの活用を検討していきたい。」と語っている。

カンファレンス

施設情報

施設名 医療法人社団 孝和会
介護老人保健施設「能見台パートリア」
設立 2000年9月1日
理事長 柳澤 和孝
所在地 神奈川県横浜市金沢区能見台10-1
施設概要 居宅介護支援事業所及びパートリア診療所が併設されており、近隣に住む高齢者に対する医療・介護の一端を担う中核施設に位置づけられる。 認知症専門棟を含めて入所定員が150床、通所リハビリテーションは45名まで対応可能。
URL 医療法人社団 孝和会 介護老人保健施設「能見台パートリア」
導入プロダクト R4システム対応ソフトパッケージ「R4Navi

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