東芝情報システム株式会社

事例紹介SIソリューション

日常健康見守りサービス® 導入事例 「東宝タクシー株式会社」

日常健康見守りサービスでタクシーサービスの質を向上

日常健康見守りサービス<sup>®</sup> 導入事例 「東宝タクシー株式会社」

導入ソリューション:従業員の健康をクラウド + IoT でサポート「日常健康見守りサービス®」 概要

東宝タクシー株式会社は、京浜交通圏(横浜市・川崎市・横須賀市・三浦市)に拠点を置き、地域の個別公共輸送機関として、365日24時間、65年以上の長きにわたり、経営を続けてきました。近年は、少子高齢化や郊外化の進行に伴い、子育てタクシーや高齢者向けの車両の導入など、常に先進的な取組みを行っています。

・「横浜健康経営認証」を取得(2017年)
・ 社員向けの健康配慮型置き弁当の導入(2018年)
・「日常健康見守りサービス」を導入(2018年)

課題

深刻な人材不足と高齢化に見舞われているタクシー業界において貴重な人材を確保するためには、ドライバーが健康であり続けることが必要だと考えていた。

解決

日頃の健康チェックが定着することで社員の健康意識が向上。社員一人ひとりの健康増進につなげることで、さらなる健康経営に向け、弾みがついた。

日常健康見守りサービス

日常健康見守りサービス 導入の背景

深刻化するドライバー不足、高い有所見率、毎年の死亡退職

「当社に限らず、タクシー業界は深刻な人材不足と高齢化に見舞われています。平均年齢は60歳前後、入社時の年齢も50代以上が当たり前になっており、当社でも、入社してくる社員が完璧な健康体、ということはなかなかなく、有所見率は毎年70%を超えていました。毎年のように生活習慣病が原因で死亡退職する社員がおり、代表として葬儀に参列するたびに、会社として出来ることはなかったのかと感じていました。」と、東宝タクシー株式会社の大野社長は当時を振り返った。
「元来、タクシードライバーはA地点からB地点までお客様を送迎することが主な仕事でした。しかし、近年タクシーに期待される役割は大きくなり、単にハンドルを握るだけではなく、乗り降りのお手伝いや付き添いなど、体を使う仕事も増えています。現に、こうしたお手伝いの際に転倒して労働災害になった事案も発生していました。
考えてみれば、お釣りを渡したり、トランクの荷物を取り出したりするようなサービスも健康な体があってのことで、これからのタクシーサービスの質は、ドライバーの健康あってこそ、と確信するに至りました。」
このような状況を受け、東宝タクシーでは健康経営を目指して、社員の健康意識を少しでも向上させ、福利厚生を充実させて採用増加にも繋げることを期待し、次のような活動を始めた。

そして東宝タクシーは2017年に「横浜健康経営認証」を申請し、AA(ダブルA)の認証を取得した。更に上位の認定基準であるAAA(トリプルA)を取得するには、データに基づくPDCAの活動サイクルが条件となるため、血圧に限らず、社員の健康状態に関するデータを整備したいと考えるようになった、と大野氏は語る。

日常健康見守りサービス 導入の経緯

「日常健康見守りサービス」導入のきっかけは産業医との意見交換

「タクシードライバーはどうしても食生活が乱れがちになるため、生活習慣病予防のために何とか食習慣に切り込めないだろうか、と安全衛生委員会で産業医に相談をすると、食習慣の改善は難しいが、毎日社員の体重を量ったらどうか、という提案がありました。そこで、人事部長が業務目的に沿った体重計を探していたところ、「日常健康見守りサービス」というものがあって、バス会社が既に導入しているが当社でもどうか、ということになりました。
体重だけではなく、血圧、体温や健康チェック、睡眠や歩数なども一元管理出来る機能が魅力的で、導入することを即断しました。健康経営を推進していくことは既に自明のことだったので、導入も比較的スムーズだったと思います。」(大野氏)

日常健康見守りサービスの導入効果

食生活の改善との組合せで、社員の健康意識向上

代表取締役 大野 慶太 様

代表取締役
大野 慶太 様

導入したばかりなので具体的な効果は測定し難いですが、と前置きした上で、大野氏はこのように述べた。

「同時期に導入した健康配慮型置き弁当との相乗効果で、体重を意識する社員が増えたことは間違いないと思います。寝る前に早食いをする、という習慣をやめて、しっかりと運動時間を確保し、健康診断の数値が改善する社員が出てくることを願っています。年2回の健康診断結果も電子化し『日常健康見守りサービス』で得たデータと併せて産業医と情報共有しながら、個別面談に活用していきます。社員の健康状態のデータ化が実現したので、今後は目標設定と効果検証を進めていき、健康経営認証AAA(トリプルA)の取得を目指します。
また、測定回数をポイント制にし『日常健康見守りサービス』を活用して健康増進に取り組んだ社員へのインセンティブも検討しており、社員自ら積極的に健康意識の向上ができる環境を整えていく予定です。」

今後の活用

"健康なくして安全なし"が当たり前の会社になれるように

運輸安全マネジメントを実施してもなかなか成果が上がらず、八方手を尽したようでも、健康に踏み込んだ手法は、まだ道半ばだった、と大野氏はこれまでの取り組みの課題を指摘する。

「"健康なくして安全なし"をスローガンに『日常健康見守りサービス』での具体的な一手を進めていきます。また、若いドライバーの採用は大きな課題の一つですが、労働市場そのものが高齢化している現実があり、若手ばかり採用することは無理があります。他方、比較的高齢でも、健康に気を遣って驚くほど元気に働くドライバーも少なからずいます。実は問題は、"高齢化" ではなく"不健康" なのです。その課題解決のために、運輸事業者が点呼などで『日常健康見守りサービス』を日頃から活用することは、大変重要なことと言えます。高齢のドライバーでも健康であり続ければ、会社の貴重な戦力として働き続けてもらうことができるからです。ドライバーも最初のうちは、大きなお節介をする会社と思うかもしれない。でも、健康状態の改善を実感できるようになると、そのうち意識も変化してくると期待をしています。」と大野氏。

東宝タクシー株式会社

東宝タクシーを利用するお客様は、ドライバーの健康状態に思いいたることはないかもしれない。しかし、お客様の目に届かないところで、こうした取り組みが町の交通安全に役立っていることを知ってほしい、最後に大野氏は話してくれた。

日常健康見守りサービス 利用イメージ
日常健康見守りサービス 利用イメージ

顧客情報

表は左右にスクロールできます
商号 東宝タクシー株式会社
本社 神奈川県横浜市鶴見区中央2丁目6番27号
設立 1953年(昭和28年)6月
代表者 代表取締役 大野 慶太
資本金 1,000 万円
事業内容 一般乗用旅客自動車運送事業、特定労働者派遣事業、自動車運行管理請負業、不動産賃貸業
URL
導入プロダクト

* 本記事は、2018年8月に取材した内容をもとに構成しています。記事内における組織名、役職などは取材時のものです。
* 本文中の会社名および製品名は各社が商標または登録商標として使用している場合があります。
* 本資料の内容は予告なく変更される場合がありますのでご了承下さい。

↑ページトップへ

お気軽にお問い合わせください。