東芝情報システム株式会社

事例紹介SIソリューション

日常健康見守りサービス™ 導入事例 「藤久運輸倉庫株式会社」

ドライバーの健康状態を見える化
健康異常者の早期発見が実現

日常健康見守りサービス™ 導入事例 「藤久運輸倉庫株式会社」

導入ソリューション:従業員の健康をクラウド + IoT でサポート「日常健康見守りサービス™」 概要

藤久運輸倉庫株式会社は愛知県(刈谷市)、東京都(大田区)、大阪府(大東市)に拠点を置き、商品輸送・保管・荷役を主なサービスとして展開しています。 サービス分野の拡大に伴い、その実現のために同社では早い段階から以下のシステムの導入を実践してきました。

・在庫管理、配車管理、労務、勤怠管理システム構築。(1998年)
・デジタルタコグラフを導入。(2002年)
・ドライブレコーダーを導入。(2004年)
・日常健康見守りサービスを導入。(2017年)

生産、調達、流通、加工、情報、販売に至る物流システムを根幹として、関連する他分野への参入をはかりながら、ロジスティクスによる企業経営の効率化をさらに進めていく予定です。

課題

これまでも健康管理の取り組みを実施しているが、健康に起因する事故のリスクが内在すると考えていた。
「安全=社員の健康管理」の考えのもと、社員の生活サイクルを見直し、日々の健康管理を強化し、見える化する必要があった。

解決

社員のバイタルデータを日々収集・蓄積することで、体調変化の早期発見・対処が可能になるとともに、有所見者へのフォロー強化や産業医からの具体的な健康指導がされるようになり、健康異常者の早期発見が実現した。
また健康状態を見える化したことで、社員一人一人の健康に対する意識が向上した。

日常健康見守りサービス™

日常健康見守りサービス™ 導入の背景

健康診断だけでは防げなかった健康起因の事故

藤久運輸倉庫では社員の健康管理に関して次のような取り組みを実践してきた。

こうした健康管理の取り組みを実施しているが、健康に起因する事故のリスクが内在すると久米社長は考えていた。
そこで久米社長は『安全=社員の健康管理』と考え、日々の健康を管理し『見える化』することで状況を打開できないかを模索していた。

日常健康見守りサービス™ 導入の経緯

「日常健康見守りサービス」導入のきっかけは社長の指示から

藤久運輸倉庫は物流事業のほか、グループ会社にバス事業を主体としたフジキュー整備株式会社を有しており、自動車整備業をはじめ、貸切バス・観光バスの運行、観光事業を手掛けている。
貨物輸送業界でもバス業界でも、健康状態に起因する事故は増加していることから「安全にバス、トラックといった括りは必要ない」そう考えた久米社長は両社に日々の健康を管理するシステムを導入すべく検討を開始した。

数社の健康管理システムを試行、評価した結果、健康起因事故を防止するには普段の生活サイクルを見直す仕組みが必要との結論に至った。
藤久グループが目指す健康管理の重要なポイントである『見える化』を無理なく実現できることから、東芝情報システムの『日常健康見守りサービス™』の導入を決定した。日々の健康状態を数値化して蓄積することで、ドライバーの健康状態推移が明確になり、体調の異常をいち早く発見し、改善に向けたより一層の取り組みができると感じたためだ。

日常健康見守りサービス™ の導入効果

「見える化」により健康改善のための具体的指導が可能になった

「年2回の健康診断では診断時の情報しか見えていません。しかし「日常健康見守りサービス」を使うことで、睡眠時間・歩数・血圧・体温といったバイタルデータを日々収集でき、それらの推移や傾向を継続的に確認できるようになりました。

これまでは血圧のみの推移しかわかりませんでしたが、サービス導入後は睡眠時間・歩数・血圧・体温の推移がわかる個人ごとのグラフを産業医に提出しています。睡眠時間・歩数・血圧・体温がひとつのグラフで見られることで、より具体的な指導が可能になりました。」導入を推進した久米氏はこう語る。

代表取締役 久米 博明 様

代表取締役
久米 博明 様

「運輸業界においては当然、事故は大きなリスクの一つと考えます。ドライブレコーダーなどの安全装置や事故予防措置を導入することで一定の事故リスクは回避されますが、人間ドックやSAS検査だけではドライバーの健康に起因する事故を確実に回避することは難しいと考えています。

これは、年2回の健康診断だけの"点の管理"では、健康状態の変化の発見が遅れたり、対処が遅れたりするためです。『日常健康見守りサービス』導入により、社員一人ひとりの健康状態の変化点がより明確になり、素早い対策をとることが可能となりました。

『日常健康見守りサービス』のデータを活用して、"所見あり"ドライバーへのフォロー強化、産業医との連携強化を進めています。加えて、健康状態を見える化したことで社員の意識も向上しました。各自の健康改善の取り組みの効果もあり、導入後は健康異常者の早期発見が実現しました。」(久米氏)

今後の活用

人材確保のためにも健康管理は重要

「運輸業界は今、トラックの免許制度も変わり大型免許取得にも時間がかかるようになりました。さらに、ドライバーを募集してもほとんど集まらず、離職率が高いため人手不足になっています。特に愛知県の西三河地区はトヨタ関連企業が多く集まり、物流企業はドライバー不足に頭を抱えている状況にあります。」

運輸業界を取り巻く厳しい環境を久米氏は実感をこめて話す。こうした人材確保の観点からも、健康管理は重要であるという。

「藤久グループが社員の健康管理に重点を置いたもう一つの理由は、社員を支えている『家族』が安心して送り出せる企業であるべきとの会社方針からです。家族が安心出来るということは、働いている社員も安心でいられる。社員が安心でいられれば会社も安心=安全であるという考え方、つまり『家族が安心してこそ安全な会社が実現する』と考えています。」
その取り組みが社員の離職の抑止につながり、ドライバー不足に対する一つの対策になるという。

ただし、と久米氏は次の言葉を付け加えた。
「社員の健康管理は費用を多くかければ、かけただけ良い方向になると思いますが、その分コスト高となっていきます。
如何に負担を少なくして効果が出せるかを考える必要があります。」

さらに同社は、「日常健康見守りサービス」をとおして、より一層の安全確保に取り組んでいる。 その一環として、経済産業省が推奨する「健康経営優良法人」の認定取得を目指している。
社内に向けては健康増進計画や社員参加型の健康増進プログラムの拡充を図りながら健康経営を習慣化していき、社外に向けては認知度向上につなげて優秀な人材確保にも活用していく。
将来的には国土交通省が立ち上げようとしているドライバーの働き方改革に取り組む「ホワイト経営」の自動車運送事業者の認証制度取得を目指して、「日常健康見守りサービス」を活用していきたいと語った。

藤久運輸倉庫株式会社
日常健康見守りサービス™ 利用イメージ
日常健康見守りサービス™ 利用イメージ

顧客情報

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商号 藤久運輸倉庫株式会社
本社 愛知県刈谷市宝町5丁目1番地
設立 1957年(昭和32年)1月
代表者 代表取締役 久米 博明
資本金 4,500 万円
事業内容 一般区域貨物自動車運送事業、倉庫業、石油製品等の販売業、車輌の運行管理、運転および保守・点検に関する請負事業、不動産賃貸業、物流関連情報、コンピューターソフト開発・販売および運営管理、貨物軽自動車運送事業、産業廃棄物収集運搬業
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導入プロダクト

* 本記事は、2018年3月に取材した内容をもとに構成しています。記事内における組織名、役職などは取材時のものです。
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