東芝情報システム株式会社

事例紹介ヘルスケアソリューション

Asociado IV 導入事例 社会医療法人 景岳会 「南大阪総合健診センター」

健診業務の工数を減らすことで受診者サービスの向上と業務の効率化に大きく寄与した Asociado IV 健診システム

Asociado IV 導入事例 社会医療法人 景岳会 「南大阪総合健診センター」

導入ソリューション:健診システム Asociado IV 概要

社会医療法人 景岳会 「南大阪総合健診センター」、院内における人間ドック施設部門としては先駆け的な存在で、健診結果の迅速な通知が可能な運営を行っているのが特徴の1つとなっており、多くの受診者が毎年リピータとして利用するなど受診者からの信頼も厚い。
多種多様な健診種類の運用に合わせられるパッケージの柔軟性が高く評価された、Asociadoが同センターの健診システムの基盤として採用されることになった。

課題

「健診結果を迅速に受診者に届ける」旧来のパッケージ型の健診システムの継承と、電子化によるペーパーレスな環境を整備

解決

「Asociado IV」で病院管理のIDと共有したことで、スムーズにオーダー・結果の取得が可能。年間で数万枚の紙の削減。健診業務にかかる時間が半分程度に減り、受診者サービス向上のための時間が増加。

健診業務の工数を減らすことで受信者サービスの向上の時間を確保 業務の効率化に大きく寄与したAsociado4

導入の背景

システムの老朽化によって新たな業務基盤づくりが必要に

社会医療法人 景岳会 南大阪総合健診センターは、南大阪病院の創始者である内藤 景岳医師が「人間の幸福は健康にあり」という理念の下、院内に健康維持のための健康管理部門を設立、その後1978年に健康管理施設として新たに独立した。院内における人間ドック施設部門としては先駆け的な存在であり、大阪市南部の地域を中心に多くの受診者が同センターを訪れている。日帰りおよび1泊2日の人間ドックを中心に、生活習慣病健診や主婦健診など様々な健診が受けられるようになっており、法人・個人を含めて年間1万人あまりの方が同センターを利用している状況だ。特に健診結果の迅速な通知が可能な運営を行っているのが特徴の1つとなっており、多くの受診者が毎年リピータとして利用するなど受診者からの信頼も厚い。
そんな同センターが健診システムの刷新を計画したのが2007年のこと、ハードウェアの老朽化によってシステム刷新を余儀なくされていたと主任 皆吉 正博氏は当時を振り返る。

社会医療法人 景岳会 南大阪総合健診センター スタッフ

導入の経緯

既存業務の継承と発生源入力によるペーパーレス化を目指す

同センターでは以前からパッケージ型の健診システムを導入しており、健診結果を迅速に受診者に届けることが可能な仕組みが大きな特徴の1つ。この運用が継承できることを前提に、電子化によるペーパーレスが実現できる仕組みを目指すことになったという。「当時大きな病院では電子カルテに移行しつつありました。我々も電子化を図ることでペーパーレスな環境を整備していく決断をしたのです」。

新たな仕組みについては、基本的にパッケージ採用を念頭に置いていた皆吉氏だが、健診システムはある程度作りこみが必要になってくると指摘する。「法的な縛りが多く帳票フォーマットが決まっているような医事会計システムとは異なり、健診システムは法的な制限も少なく、使い勝手の部分など作りこみが多く発生するものです。だからこそベンダ選びは十分に検討する必要がありました」と皆吉氏。特にシステムに運用を合わせるのではなく、パッケージが施設の運用に合わせられるかどうかが重要な視点になっていたという。

ペーパーレスという観点では、主に検査項目ごとに作成される所見用紙の削減を目指したという。「検査を行った時点で検査技師が用紙に所見を記入しますが、その控えの紙はセンターで保管されており、その量は膨大なものになっていました。検査結果を捨てるわけにもいかないため、何かしら電子化できないかと考えたのです」。そこで、いつでもシステム上で検査結果の詳細が参照できるよう画面上に所見用紙を再現し、その場で入力できる形にシステム化することが検討された。

主任 皆吉 正博氏

主任
皆吉 正博氏

導入のポイント

会社としての信頼度とパッケージの柔軟性を高く評価

新たな仕組みを検討する過程で同センターの目に留まったのが、東芝情報システムが提供する健診システム 「Asociado」だった。「実は、市販のパッケージでは我々が要求するペーパーレスの仕組みに対応しているものがほとんど無く、結局作りこみが必要でした。そのためには技術力もそうですが、しっかり対応いただけるかどうかが重要です。以前から南大阪病院の医事会計システムで東芝情報システムさんと付き合いがいあり、その対応力は折り紙付きでした」とこれまでの経験を高く評価した皆吉氏。

また、健診内容の判定ロジックの組みやすさ、わかりやすさもAsociado選択のポイントだと皆吉氏は分析する。「以前使用していたパッケージシステムはごく一部の人しか扱えないような難解なものでしたが、Asociadoは健診コースの作成や結果に対する判定ロジック設定など、非常に扱いやすい仕組みだと感じました」と評価する。

ほかにも、予約する際の考え方についても選択のポイントがあると皆吉氏は力説する。「スケジュールを前提に健診予約を受け付けるパッケージが多いなか、我々は過去の受診履歴など人を軸に健診の予約を受け付けます。Asociadoは様々な予約方法に対応できる仕組みとなっており、我々の運用に合わせることが可能だったのです」と皆吉氏。

会社としての信頼度と仕組みのわかりやすさ、そして運用に合わせられるパッケージの柔軟性が高く評価され、結果として東芝情報システムのAsociadoが同センターの健診システムの基盤として採用されることになった。

導入の効果

病院とのID連携を実現、発生源でのデータ登録による効率化・ペーパーレスを実現

現在運用している「Asociado IV」では、ペーパーレスの運用、具体的には測定結果などが発生するその場でデータをシステムに登録する「いわゆる発生源入力」が機能として実装されており、健診業務の効率化に大きく貢献可能な仕組みとなっている。

具体的な流れは、まずは予約の電話を行った時点でAsociado IV上にある健診履歴や検査可能な健診内容を確認し、予約処理が行われる。その時点で問診セットと呼ばれる事前送付物が受診者ごとにまとめて印刷物として一括印字され、尿検査用の容器などと一緒に同梱し、受診者のもとへ発送される。「以前は問診のための書類をすべて手作業で集める必要がありましたが、今は一括印刷なので間違いもなくなり作業の軽減にも大きく貢献しています」と評価する。

健診当日はエスコートする担当者がバーコード印字されたチェックシートを持ちながら、受診者を各検査に誘導していく。実際の検査の際には、検査技師が問診などの所見や結果を直接システムに入力した上で、チェックシートに検査済みのサインを行う運用だ。最終的にすべての検査が終了した段階でチェックシートのバーコードをスキャンし、システム上に記録されている検査状況と紙によるチェックシートの突き合せを行うことで、検査が漏れなく行われたかどうかのダブルチェックが行われる。最終的に結果の帳票を出力し、一般的な検査であれば製本したうえでその日のうちに受診者へ発送する流れとなっている。

Asociado IVでは同センターの受診者IDと南大阪病院が持つ電子カルテ上の患者IDを紐づけて管理できるようになっている。「実はMRIや胃カメラなど特殊な検査は病院で行っていただく必要があり、病院の電子カルテ上で検査のオーダーを出さなければなりません。病院側で管理しているIDが共有できていることで、スムーズにオーダー・結果の取得ができるようになりました。健診後に病院で精密検査を受けていただく方もいらっしゃいますが、健診時に撮影したレントゲンデータを病院に渡すことも可能です」と評価する。また、新たに病院の診療で使用している画像管理システムであるPACSと連携することで、MRIの画像を健診センター側で利用したりPACSに向かってデータを送ったりすることも可能になったという。

Asociado IV導入の効果について皆吉氏は「所見入力が発生源で行えるようなったことで、所見用紙など年間でも数万枚の紙の削減につながっています。また、紙に書いていた所見をシステムに転記する作業がなくなるなど、検査技師の作業負担も軽減されています」と評価する。以前と同じ所見をコピーできる機能や一括チェックボタン機能など、入力の負担軽減に寄与する機能も備わっており、作業自体の効率化に貢献しているという。「毎年受診する数は大きく変動がないものの、健診業務にかかる時間をおよそ半分程度に減らすことが可能になり、空いた時間を受診者サービス向上のための時間に使えるようになりました」と皆吉氏は驚きを隠せない。

ほかにも、所属する健康保険組合によって異なる受診資格などの設定が行えるようになっている点も皆吉氏は評価する。「予約時点でそもそも資格のないコース・検査項目は画面上に表示されなくなり、予約担当者が迷うことがありません。また、窓口支払や会社請求など顧客の細かな要求に応えられるのもAsociado IVならではの仕組みですね」と柔軟な設定が可能な点を高く評価する。また、顧客管理では企業単位だけでなく、その支社や部署単位など細かく設定できるようになっており、特に官公庁向けの健診には事業所単位でデータ出力が可能になっており、重宝する場面もあると皆吉氏。

Asociado IV イメージ

将来展望

病院とのシステム連携をさらに強化

今後について皆吉氏は、これまで以上に病院との連携を強化していきたいと語る。「法人全体でいえば病院が中心になりますので、病院に対してどれだけ貢献できるのかは重要な指標です。健診を受けた方が病院を利用しやすくできるような環境整備を今後も行っていきたい」。将来的には病院で管理している患者IDとセンターで管理している受診者IDの完全統合も視野に入れているという。
最後に皆吉氏は「今回のAsociado IV導入は効率化に大きく貢献しました。今後は受診者をどう増やしていくのかということに注力していく必要があります」とこれからの方向性について語っていただいた。 同センターの業務基盤となる健診業務システムとして現場からの評価も高いAsociado IV。これからも同センターの健診業務を強力に下支えしていくことだろう。

施設情報

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施設名 社会医療法人 景岳会 南大阪総合健診センター
設立 1978年11月
理事長 飛田 忠之
所 長 鈴木 榮太郎
所在地 大阪府大阪市西成区南津守7-14-32
施設概要 南大阪病院内に設置された健康管理部門が1978年に独立する形で開設。院内における人間ドック施設部門としては先駆け的な存在であり、大阪市南部の地域を中心に活動を展開。日帰りおよび1泊2日の人間ドックを中心に、生活習慣病健診や主婦健診など様々な健診が受けられるようになっており、多くの健診者が同センターを利用している。
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導入プロダクト
  • この記事は2016年1月に取材した内容をもとに構成しています。記事内における数値データ、組織名、役職などは取材時のものです。

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