1.1. ソフトウェア検証サービスの導入効果
携帯電話などに見られるように、近年、多くの機能や使いやすさを備えた 高品質・高機能な製品 が求められています。また、グローバルな市場を勝ち抜くための製品の 低価格化 や、頻繁なモデルチェンジに対応するための 納期の短縮 も求められています。
開発者は、これらの要求を満たすべく日々努力を重ねます。しかし、 十分なテストが実施できない 場合、 出荷後に不具合が頻発 してしまうことがあります。出荷後に不具合の対応に経済的・時間的損失を被り、会社としての信用失墜や、最悪のケースでは会社倒産の恐れもあります。また、自動車や医療機器などの組み込みシステムの場合は、生命の危険につながる可能性があるため、ソフトウェアは社会で重要な位置を占めてきています。
これらを 未然に防ぐ ために、今 ソフトウェアテストの重要性 が再認識されています。
図4 ソフトウェア検証の必要性
「ソフトウェア検証サービス」 は、ソフトウェア開発から独立した組織が、独自の視点でソフトウェアを検証する 第三者検証サービス (テスティング・サービス) です。計画から評価までのテスト工程 (プロセス) をカバーします。
これまでのソフトウェア開発プロジェクトでは、ソフトウェアの開発担当がテストも実施しています。自分や同じプロジェクト内のメンバーが作成したプログラムをテストする場合、 「自分達が作ったプログラムには誤りはない」との思い に陥りがちです。このことで、テストのさいに、存在する不具合を見逃す可能性が大きくなります。
これに対し 「ソフトウェア検証サービス」 では、 「不具合を見つけよう」との思い でテストを実施するため、より多くの不具合を発見することができます。
また、「ソフトウェア検証サービス」では専門のテスト手法を身につけた テストエンジニア が担当することにより、効率的・効果的なテストを実施することができます。
開発者がテストを実施する場合、開発の遅延で十分なテストを実施できないことがあります。「ソフトウェア検証サービス」 では、テスト組織は独立しているため、このようなことはほとんどないと考えられます。
東芝情報システムの 「ソフトウェア検証サービス」 を導入すると、以下の効果が見込めます。
ソフトウェアテスト工数を削減し、納期を短縮する。
品質改善につながるテスト結果・分析を蓄積する。
客観性を維持し、思い込みによるテスト漏れを排除する。
ソフトウェア設計段階での不具合を、早期に発見する。
最適なテストツールを活用することで、ソフトウェアテストの作業効率を向上。
図5 ソフトウェア検証サービスの導入効果