7.2. IEEE 829 - テストを実施するさいのドキュメント・テンプレート
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IEEE 829 (
IEEE Std. 829-2008, IEEE Standard for Software and System Test Documentation )
は、ソフトウェアのテストを実施したさいに作成するドキュメントの種類、および、各ドキュメントに記述する項目についての標準 ( Standard
) です。 IEEE
が作成しています。IEEE 829 は、テスト工程 (プロセス) に沿ってドキュメントを定義しています。
IEEE 829 は、 テストを実施するさいのドキュメント・テンプレート として利用することができます。弊社が 第三者検証サービス (テスティング・サービス) で使用する 「東芝情報システム 第三者検証技術標準」 の テスト作成文書 は、この IEEE 829 を基に、弊社のテスト実務経験に基づきカスタマイズしたドキュメント・テンプレートです。
IEEE 829 に定義されているドキュメントと記述項目
IEEE 829 には、以下のドキュメントが定義されています。
IEEE 829 に定義されているドキュメント
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テスト計画書 ( Test Plan ).
対象テストの狙い、戦略、リソース、スケジュールなどを記述する。テストの成果物。 -
テスト設計仕様書 ( Test Design Specification ).
テスト対象のテスト条件、具体化されたテスト戦略、テスト環境などを記述する。テストの成果物。 -
テストケース仕様書 ( Test Case Specification ).
個々のテストケースの目的、入力、期待値、実行前条件、実行後の状態などを記述する。テストの成果物。 -
テスト手順仕様書 ( Test Procedure Specification ).
テストの実行のための一連の手順を記述する。テストの成果物。 -
テストログ ( Test Log ).
テスト実行中の作業内容の履歴を記録する。テストの成果物。 -
テスト不具合レポート ( Test Incident Report ).
テスト中の不具合の概要、影響範囲などを記述する。テストの成果物。 -
テストサマリレポート ( Test Summary Report ).
実行したテストの結果、評価などの概要を記述する。テスト完了基準を満たしているかも記述する。テストの成果物。 -
テストアイテム移行レポート ( Test Item Transmittal Report ).
テスト対象ソフトウェアのバージョンや格納場所などが記述された、開発担当者が作成するドキュメント。テストの成果物ではない。
各ドキュメントに記述する項目も定義されています。たとえば、テスト計画書 ( Test Plan ) には、以下の項目を記述します。
テスト計画書 ( Test Plan ) の記述項目
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テスト計画書番号
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概要
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テストアイテム
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テストする機能
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テストしない機能
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アプローチ
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テストアイテムの合否基準
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一時停止基準と再開要件
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成果物
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テストタスク
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テスト環境
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責任範囲
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人員配置とトレーニング
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スケジュール
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リスクと対策
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承認
IEEE 829 の有効な利用方法
IEEE 829 は、テストの計画やテストの設計などの各テスト工程 (プロセス) の作業項目のチェックに用いることが、有効な使い方です。
IEEE 829 の規定はあくまでも推奨です。必ずしも、 IEEE 829 に定義されているドキュメント のすべてを作る必要はありません。また、各ドキュメントのすべての項目を記載する必要もありません。テストの対象分野、目的、テストレベル、規模などに応じ、ドキュメントやその記述項目を取捨選択、または、追加・変更すればよいものです。
弊社の場合、テスト計画書 ( Test Plan ) の記述項目 以下の項目を追加記述するように定義したものを、テスト計画書 ( Test Plan ) テンプレートとして使用します。これは 「東芝情報システム 第三者検証技術標準」 で採用している定義です。
「東芝情報システム 第三者検証技術標準」で定義されたテスト計画書 ( Test Plan ) の追加記述項目
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目的
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品質目標
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プロダクトのリスク
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テスト完了基準
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