導入事例 - 株式会社ディノス
- 概要
- 導入背景
- 選定ポイント
- 導入効果
- Solution Focus
導入背景
三位一体のサービスを強化して顧客満足の向上を目指す
経理本部
経理部
部長
依田雅靖 様
総合通販大手の株式会社ディノスは、美容・健康用品やファッションを中心にカタログ販売事業が堅調で、2006年度の売上は642億円に達している。現在、業界内で伸びが目覚ましいのは、テレビ通販や単品通販に特化した通販会社。それらを上回る成長を続けるために、同社もテレビ通販の充実やインターネット通販の拡大などに力を入れている。同社が戦略として掲げているのは、顧客のニーズに合った商品を企画、仕入、販売していくことと同時に、配送・受注・品質の三位一体のサービス強化による顧客満足の追求だ。例えば06年10月に開設されたディノスロジスティクスセンター東京では、物流の一元化を実現。物流の効率を高めることで、コスト削減とともに顧客満足の向上を図る。また、社内のITインフラも、迅速にデータ活用ができる形に進化させていく必要がある。
その一環として、同社は従来の会計システムを刷新して、日本オラクルの業務アプリケーション製品群「Oracle E-Business Suite」の中小企業向けソリューション「Oracle NeO」を導入。「Oracle NeO」の小売業界向けテンプレートである東芝情報システムの「RMexpress」を活用して、管理会計の強化や決算日程の短縮を実現した。
導入経緯
四半期開示が当然の時代を見据えて親会社のスピードに対応できるシステムへ
経理本部
経理部
グループリーダー
鈴木裕子 様
ディノスは、97年に大規模な通販システムを構築した。フルフィルメント(商品の発注から決済、配送までのトータル業務)から会計までをカバーするシステムで、現在もカスタマイズを加えながら稼働しているが、会計システムに関しては、比較的早い段階から刷新が検討されていた。情報システム本部 情報システム部部長の永井淳氏は、当時の状況をこう語る。
「会計は毎年のように法改正や制度改正があるので、独自に構築した経理システムでは、どうしても世の中の流れへの対応が遅れがちになります。世間的にもオープン化の波がきていたこともあり、7~8年経ったころから、世の中の動きに対応できるソフトウェアの導入を意識していました」
当時、具体的に浮上していた課題は3つあった。まず1つが、管理会計のシステム化だ。従来の会計システムは財務会計のシステム。管理会計に関しては、データベースが確立されておらず、生データをパソコンで処理して成果物を作るという状況が続いていた。
一方、経理部でも、管理会計がシステム化されていない状態について危惧を抱いていた。経理本部 経理部部長の依田雅靖氏は、次のように問題点を指摘する。
「パソコンで管理会計を処理するには高度なスキルが必要になるため、どうしても特定の人間に作業の負担が集中します。実際、弊社でも担当を1人置いて任せていましたが、ジョブローテーションという面からみても、管理会計の処理は1人しかできない状況は不健全。管理会計をシステム化は、ぜひ実現したいテーマの1つでした」
また、決算早期化のニーズも、システム刷新のきっかけになった。ディノス自体は上場していないが、親会社であるフジテレビは東証一部に上場。世の中の動きに呼応して親会社が決算の早期化を目指すのは自然な流れであり、ディノスも子会社として親会社のペースに追いついていく必要があった。3つ目の課題が、業務の効率化だ。従来、同社では紙の伝票が飛び交っていた。紙は保管して管理すること自体が現場の負担になるが、どこで承認が止まっているのかを確認するだけでも手間がかかるなど、その他にもいろいろと不便な面がある。業務効率を高めるためには、会計システムを刷新してペーパーレスを進める必要があった。
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