技術情報誌「Wave」 Vol.14 (2010.5発行)
Wave Vol.14
本号では、「エンベデッドソリューション2010」特集として、開発手法、カメラを利用した次世代ユーザインタフェース「AirSwing」、LED照明に最適化した駆動IC、組込み向けリアルタイムOS「UDEOS4/Cortex-M3」など、弊社のエンベデッドシステムソリューショングループの取り組みをご紹介しています。
また、SIソリューションの紹介として、環境パフォーマンスデータの一元管理で集計作業とレポート作成の省力化を推進する環境情報管理システム、IT資産のTCO削減をトータルに支援する統合IT基盤ソリューション「VITA」や、ALL-Pair法を適用した第三者検証サービスを取り上げご紹介いたしました。
※以下のPDFファイルは別ウィンドウで開きます。
特集『エンベデッドソリューション2010』
(エンベデッドプラットフォーム事業部 青木隆行)
当社が開発した「AirSwing」は、キーボードやマウスを使わず、カメラを通じて操作が可能な新しいユーザインタフェースです。比較的CPUスペックの低い機器でも動作可能なことから、さまざまな機器に組み込むことができ、多種多様なマーケットでの応用が見込まれます。当社ではすでに大きな反響をいただいているデジタルサイネージ(電子看板)をはじめ、さまざまな分野へのコンポーネントの提供を目指し、積極的なビジネス展開を進めていきます。
(エンベデッドプラットフォーム事業部 池田一成)
コスト低減と短期開発を実現するためにオープンソースソフトウェアのニーズが高まっています。当社がこのほど構築した動画ストリーミング配信機能は、オープンソースのメリットと、当社が得意とする動画や音声などの技術・システム統合力を融合したものです。今後、保有技術や実績を活かした付加価値を生み出していくことで、コスト面でも品質面でもお客様に最適な組込みシステムの提案を進めていきます。
(エンベデッドプラットフォーム事業部 山田善一)
当社は、組込み向けリアルタイムOSとして「UDEOS4/Cortex-M3」を提供しています。検査手法の充実による高品質の確保と、20年来のITRONへの取り組みの中で培ってきた技術を、高性能・低コストの32ビットコアアーキテクチャとして注目されているARM Cortex-M3プロセッサに対応させました。今後は8ビットマイコンからの置き換え需要や国内外のマイコンへの対応など、活性化が期待される組込み市場への積極的なビジネス展開を進めていきます。
(エンベデッドアプリケーション事業部 高松寛典、福田浩之)
携帯電話のプラットフォームとして登場したAndroidは、いまや組込みシステム全体へと広がりつつあり、この市場で製品を提供・利用する多くの企業から脚光を浴びています。当社では、プロトタイプ開発に取り組みながら、Androidによる組込み機器開発技術の向上に注力してきました。お客様のAndroidに対する要望に対して、保有技術やサポート力を融合させ、他社にない開発を提案していきます。
(エンベデッドアプリケーション事業部 番場正弘)
現在の組込みシステム開発の多くは、既存のものをベースにした派生開発が主流となっています。ベースがあり少しの修正だからという理由で短納期が求められる中、膨大なベースソースを理解する十分な時間がないことによる、部分理解に起因するトラブルも増大しています。当社では、解決策として派生開発に最適化したプロセス「XDDP」に取り組んでおり、開発プロセスの改善に活かしていきたいと考えています。
(エンベデッドアプリケーション事業部 三島隆司)
M-RADSHIPSとは、当社が開発したリアルタイムシミュレータです。シンプルで低価格のHILS(Hardware In the Loop Simulation)ツールとして、ソフトウェアの動的検証および設計検証にお使いいただいています。2010年に開発を予定している第三世代のM-RADSHIPSでは、モータ制御オプションを追加し、ハイブリッド化が進む自動車関連をはじめFAやエネルギー分野への対応も充実させていきます。
(LSIソリューション事業部 長方智史)
多機能化するシステムLSI開発ですが、「プロセスの進化に伴うLSIの大規模・複雑化」、「消費電力の増大に対する各種の低消費電力技術の導入」により、検証は一層複雑なものになっています。当社はこのほど、ローパワー検証手法である「VMM-LP」を標準メソドロジとして採用し、検証環境の構築や開発への適用に取り組んでいます。今後はこの検証環境とノウハウを活用して、高まるエコ指向ニーズを踏まえたSoC(System on a Chip)設計・検証に対応していきます。
(LSIソリューション事業部 菅原悠平)
(現在、当ページは閲覧することができません。)
SIソリューションの紹介、他
(第二SIソリューション事業部 安部元章)
企業において地球環境保全の重要性はますます高まり、対応すべき法令なども複雑化しています。当社が今年4月に発表した「環境情報管理システム」は、各種法令に対応した環境情報をデータベースにて一元管理を行いレポートとして出力する機能によって、データ集計作業負荷の軽減による企業コストの削減や、環境関連法令に適応した企業提出物の自動化による企業品質の向上を図るものです。今後、各分野の企業や工場への訴求活動を進めていきます。
(第三SIソリューション事業部 田中正弘)
既存IT資産の有効活用やTCO(Total Cost of Ownership)削減が求められる中、当社は、統合IT基盤ソリューション「VITA」(ビータ) の積極的な提案を行っています。「VITA」の最大のメリットは、IT分野に不可欠な構成要素をベスト・オブ・ブリード方式で提供することで、単一ソリューションや他社の提供するサービスでは得られない付加価値を提示できることです。豊富なサービスメニューも用意し、お客様のIT基盤構築から運用管理に至るさまざまな場面で、TCO削減に向けた包括的ソリューションを提案していきます。
(サービス&テスティングセンター 鈴木秀直)
開発者自身がシステムのテスト・検証を行うことによる弊害を排除するには、第三者による検証が不可欠です。当社は、独自の第三者検証技術標準をベースに、効率的かつ効果的な高品質検証サービスを提供しています。テストの専門技術者がシステムの特性に合ったテスト戦略を立案し、最適なテスト手法・技法を使用したテスト戦術を用いて検証作業を行います。高い検査網羅度とケース数削減を実現するAll-Pair法などのテスト技法を多くの検証に適用して効果を上げており、今後、さまざまな分野に積極的に応用を図っていきます。
一括ダウンロード
(現在、ダウンロードすることができません。)
PDFファイルをご覧になるには、Adobe(R)Acrobat(R) Readerが必要です。Acrobat Readerをダウンロードするには「Get Adobe Reader (別ウィンドウで開きます) 」をクリックしてください。